「きさらぎ駅はどこにあるのか」とインターネットで検索した経験はありませんか。この都市伝説はネット上で長く語り継がれ、きさらぎ駅の存在や、それが実際にあるのかどうか、多くの関心を集めています。
この都市伝説きさらぎ駅は、静岡県の浜松を舞台にしたとされる話に登場し、特に遠州鉄道のさぎの宮駅がモデルではないかと言われています。
実際にあるのか、本当にあるのかという疑問に対して、この記事では都市伝説の起源から、噂される帰り方や対処法、さらにはアニメや映画といったメディアでの扱われ方まで、きさらぎ駅に関する情報を網羅的に解説します。
この記事でわかること
- きさらぎ駅の都市伝説がどのように誕生したかが分かる
- モデルとされる静岡県浜松市の「さぎの宮駅」について理解できる
- きさらぎ駅が実在するのか、架空の駅なのかが明確になる
- 噂される帰り方や、アニメ・映画での描かれ方が分かる
きさらぎ駅はどこにある?都市伝説の起源

- ネット掲示板発祥の「きさらぎ駅」
- 都市伝説きさらぎ駅の体験談
- 物語に登場する怪奇現象
- きさらぎ駅は実際にあるのか?
- 本当にあるのか?架空の駅という見解
ネット掲示板発祥の「きさらぎ駅」
きさらぎ駅は、2004年1月8日の深夜に、インターネット掲示板「2ちゃんねる」(現在の5ちゃんねる)のオカルト超常現象板へ投稿された怪奇体験談が発端となった都市伝説です。
この都市伝説は、「はすみ(葉純)」と名乗る女性が、自身の身に起きている不可解な出来事をリアルタイムで実況報告する形式をとっていました。彼女の「先程から某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです」という書き込みから、この奇妙な物語は始まりました。
このように、匿名掲示板でのリアルタイム実況という形式が、当時のネットユーザーに強烈な臨場感と恐怖を与え、急速に拡散していきました。これが、現在まで続く「きさらぎ駅」という都市伝説の起源です。
都市伝説きさらぎ駅の体験談
はすみさんの体験談によれば、彼女は静岡県浜松市にある遠州鉄道の新浜松駅から電車に乗車しました。
普段利用している電車は、いつもなら5分から8分程度で次の駅に停車するはずでした。しかし、その日に乗車した電車は20分以上も停車することなく走り続けたと報告されています。
さらに不可解なことに、車内にいた他の乗客は全員が眠っており、運転席も目隠しがされていて運転手の様子をうかがうことはできませんでした。電車は、普段は存在しないはずのトンネルを通過した後、ついに「きさらぎ駅」という聞いたこともない駅に停車したのです。(出典:遠州鉄道公式、東洋経済オンライン)
物語に登場する怪奇現象
きさらぎ駅に降り立ったはすみさんは、次々と不可解な怪奇現象に遭遇します。
駅は時刻表もない無人駅で、駅名標には他の駅名も見当たりませんでした。周囲は人家がまったくない山間の草原であり、タクシーを呼ぼうにも見当たらなかったのです。
その後、彼女が体験した現象には以下のようなものがあります。
- 深夜にもかかわらず、遠くから祭囃子(太鼓と鈴の音)が聞こえてくる。
- 「線路を歩いたら危ないよ」と声をかけてきた片足の老人が、突如として姿を消す。
- 携帯電話で助けを求めても、まったく取り合ってもらえない。
- 実在しない「伊佐貫(いさぬき)トンネル」を通過する。
最終的に、はすみさんはたまたま通りかかった車に乗せてもらうことになります。そして、「バッテリーがピンチなので、」という投稿を最後に、彼女からの連絡は途絶えてしまいました。
きさらぎ駅は実際にあるのか?
きさらぎ駅が実在するのかどうかについては、多くの検証が行われています。
体験談に登場する「伊佐貫トンネル」は実在しません。そもそも、はすみさんが乗車したとされる遠州鉄道の路線全線には、トンネルが一つも存在しないのです。この点が、物語が現実世界とは異なる場所(異世界)であることを示唆していると考えられています。
また、物語の後半で「比奈駅」という地名が登場しますが、この比奈駅は静岡県富士市に実在する駅です。しかし、舞台となった浜松市の遠州鉄道からは約100km以上離れており、路線も直接繋がっていません。この地理的な矛盾こそが、「きさらぎ駅=異世界」という都市伝説の核心部分となっています。
本当にあるのか?架空の駅という見解
きさらぎ駅が本当にあるのかという疑問に対しては、鉄道会社である遠州鉄道が公式に見解を示しています。
遠州鉄道の公式サイトでは、「きさらぎ駅は、ネット掲示板「2ちゃんねる」のスレッド内に投稿された都市伝説で登場する、実際には存在しない鉄道駅です」と明確に記載されています。
都市伝説が話題になった当時、遠州鉄道本社にも問い合わせが相次いだようです。しかし、同社は架空の駅であることを認めつつも、この都市伝説を否定するのではなく、観光資源として活用する姿勢を見せています。(出典:遠州鉄道公式)
これらの理由から、きさらぎ駅は実在しない架空の駅であり、2004年のインターネット投稿から生まれた創作であるというのが一般的な見解です。
きさらぎ駅は実際どこにある?モデル駅の考察

- 浜松の「さぎの宮駅」が最有力?
- アニメや映画での扱われ方
- 噂される帰り方と対処法
- きさらぎ駅に関するQ&A
- きさらぎ駅はどこにあるかの総括
浜松の「さぎの宮駅」が最有力?
きさらぎ駅は架空の駅ですが、そのモデルになったとされる駅については様々な考察があります。
現在、最も有力なモデル駅とされているのが、静岡県浜松市にある遠州鉄道の「さぎの宮駅」です。
その理由は、はすみさんの投稿内容と一致する点が多いことにあります。
- 新浜松駅から乗車した電車であること
- 乗車時間が約20分であること(新浜松駅からさぎの宮駅は約20分)
- 駅名に平仮名が混じっていること(「きさらぎ」と「さぎのみや」)
さぎの宮駅は無人駅であり、夜間は人通りが少なくなるため、都市伝説の舞台としてイメージされやすい雰囲気を持っています。遠州鉄道もこの説を認識しており、公式のコラボ企画などでも、さぎの宮駅をきさらぎ駅のモチーフとして扱うことがあります。(出典:遠州鉄道公式)
アニメや映画での扱われ方
きさらぎ駅の都市伝説は、その魅力から多くの創作作品の題材とされています。
アニメ
2021年に放送されたアニメ『裏世界ピクニック』では、きさらぎ駅が重要なエピソードとして登場します。この作品は、きさらぎ駅をはじめとする様々なネット怪談(都市伝説)を探索する女子二人の物語です。
また、『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』でも、さぎの宮駅が登場する回があり、遠州鉄道とのコラボが実現しました。
映画
2022年には、都市伝説をモチーフにした映画『きさらぎ駅』が公開されました。この映画は、都市伝説を研究する大学生が、消息を絶った「はすみ」の正体を追うというストーリーです。
さらに2025年には、続編となる『きさらぎ駅 Re:』の公開されており、都市伝説の人気が続いていることがうかがえます。
ゲーム
ゲーム作品でも、きさらぎ駅を題材にしたストーリーが登場しています。
『都市伝説解体センター』では「きさらぎ駅」を元ネタにしたエピソードが展開されます。この作品は様々な「噂」や「現象」からそれが一体どのような都市伝説なのか、その正体を調査する調査員として、都市伝説絡みの事件を調査していきます。
このように、きさらぎ駅は単なるネットの噂話にとどまらず、アニメや映画といったメディアを通じて新たなファン層を獲得し続けています。
おすすめ記事:ネタバレ注意|都市伝説解体センターの各話の元ネタは?前作とのつながりなど - |ゲーム総合研究所
噂される帰り方と対処法
きさらぎ駅の都市伝説では、はすみさんが消息を絶ったことから、「一度迷い込んだら二度と帰れない」という恐怖が語られてきました。
しかし、都市伝説が広まるにつれて、ネット上では様々な「帰り方」や「対処法」が考察されるようになりました。これらはもちろん架空の対処法ですが、都市伝説の世界観を補強するものとして語られています。
噂される対処法
- 遠くから聞こえる祭囃子(太鼓や鈴の音)には近づいてはいけない
- 片足の老人など、不審な人物に声をかけられても関わらない
- 線路を歩いてはいけない
- 通りすがりの車には乗らない(はすみさんはこれで消息を絶ったとされる)
噂される帰り方
- 何かを燃やして煙を出す
- 駅で次の電車をひたすら待つ
- 祭囃子が聞こえても振り返らない
もちろん、これらは全て都市伝説の中の話です。万が一、深夜の電車で不安を感じた場合は、次の駅で降りて駅員に状況を確認したり、家族や友人に連絡を取ったりするなど、現実的な対処法を心がけてください。
きさらぎ駅に関するQ&A
ここでは、「きさらぎ駅 どこにある」と検索する方が抱きやすい疑問について、Q&A形式で回答します。
きさらぎ駅は今でも存在しますか?
いいえ、きさらぎ駅は過去も現在も実在しない架空の駅です。前述の通り、2004年にインターネット掲示板で創作された都市伝説です。
投稿者「はすみ」は実在の人物ですか?
投稿者「はすみ」が実在の人物かどうかは不明です。2011年に「はすみ」を名乗る人物から「現実世界へ戻れた」という書き込みがありましたが、2004年の投稿者本人であるという証拠はなく、真偽は分かっていません。
遠州鉄道の「きさらぎ駅」グッズは買えますか?
遠州鉄道は、都市伝説の話題性を活かし、これまで何度か記念切符やコラボグッズを販売しています。例えば、2022年1月8日(都市伝説投稿から18年目)には「きさらぎ駅レプリカ切符」が発売され、即日完売するほどの人気を博しました。これらのグッズは限定販売が多いため、現在は入手困難な場合がありますが、映画の公開などに合わせて新商品が企画されることもあります。(出典:遠州鉄道公式)
モデルとされる「さぎの宮駅」に行けば何かありますか?
さぎの宮駅は、浜松市で日常的に利用されている通常の駅です。都市伝説に関する常設の展示物などはありません。ただし、前述のコラボ企画などで、期間限定の装飾や駅名標の変更が行われたことはあります。
きさらぎ駅はどこにあるかの総括
この記事では、「きさらぎ駅はどこにあるのか」という疑問について、都市伝説の起源からモデル駅の考察、そして実在性について解説しました。
最後に、きさらぎ駅に関する情報をまとめます。
- きさらぎ駅は実在しない架空の駅である
- 2004年にインターネット掲示板「2ちゃんねる」で誕生した都市伝説が発端
- 「はすみ」と名乗る女性がリアルタイム実況形式で怪奇体験を投稿した
- 乗車した電車は静岡県浜松市の遠州鉄道(新浜松駅)とされる
- 物語には「伊佐貫トンネル」や「片足の老人」など多くの怪奇現象が登場する
- 投稿者のはすみさんは「バッテリーがピンチなので、」という書き込みを最後に消息を絶った
- 地理的な矛盾(遠州鉄道にトンネルはない、比奈駅との距離)が異世界説を強めている
- 遠州鉄道も公式に「実在しない駅」と明言している
- モデルとされる駅は、遠州鉄道の「さぎの宮駅」が最有力
- 「さぎの宮駅」は新浜松駅からの乗車時間や駅名の雰囲気などが投稿内容と類似する
- きさらぎ駅はアニメ『裏世界ピクニック』や映画『きさらぎ駅』(2022年)の題材となった
- 2025年には映画の続編『きさらぎ駅 Re:』も公開予定である
- 遠州鉄道は都市伝説を観光資源として活用し、記念切符やコラボ企画を実施している
- ネット上では「煙を出す」「振り返らない」などの帰り方や対処法が考察されている
- これらは全て都市伝説上の話であり、現実的な対処法ではない