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呪いの椅子と呼ばれるイギリスの都市伝説|バズビーズチェアに座ると呪われる話は本当?

こんにちは。「あなたの知らない都市伝説の世界」管理人/都市伝説探究家のひかるです。

「呪いの椅子 イギリス」と検索すると、なんだか背筋がゾッとするような話がたくさん出てきますよね。通称「バズビーズチェア」と呼ばれるこの椅子は、座ると死ぬという恐ろしい呪いがあると言われています。

この呪われたアイテムが今どこにあるのか、つまりサースク博物館の場所やアクセス方法、そしてなぜそんな伝説が生まれたのか、気になっている人も多いかなと思います。日本でも漫画やテレビの影響で「座ると死ぬぜバズビーズチェア」というフレーズで知っている方もいるかもしれませんね。

この記事では、そんなバズビーズチェアの謎について、私が集めた情報を基にスッキリ解説していきます。

この記事でわかること

  • バズビーズチェアと呼ばれる呪いの椅子の伝説
  • 呪いが生まれたとされるトーマス・バズビーの犯罪
  • 犠牲者とされる人々の噂とオカルト話
  • 現在の展示場所(サースク博物館)と見学情報

呪いの椅子 イギリスの伝説

呪いの椅子と呼ばれるイギリスの都市伝説|バズビーズチェアに座ると呪われる話は本当?

まずは、この「呪いの椅子」が、なぜイギリスでこれほど有名なオカルト話になったのか、その伝説の始まりから見ていきましょう。この話、知れば知るほど奥が深いんですよ。

バズビーズチェアとは?

バズビーズチェア(Busby's Chair)は、イギリスに実在するとされる呪いの椅子です。別名「デッドマンズ・チェア(Dead Man's Chair)」とも呼ばれ、その名の通り「座った者に死をもたらす」と言われています。

材質はオーク材で、見た目はアンティークな普通の椅子といった感じですが、その背景には血塗られた歴史が隠されているんですね。

この椅子は、世界でも特に有名な呪われたアイテムの一つとして知られています。

呪いの椅子と伝説の起源

この伝説、なんと1702年のイギリス・ノースヨークシャー州に遡ります。

物語の主人公は、トーマス・バズビー(Thomas Busby)という男。彼は偽金製造者であり、大酒飲みだったと言われています。バズビーは富豪の娘エリザベス・オーティと恋に落ち結婚しますが、エリザベスの父親であるダニエル・オーティは、バズビーの素行の悪さから結婚に猛反対していました。

事件の発生(1702年)

ある日、義父ダニエルが娘を連れ戻そうとバズビーの家(当時のパブ兼自宅)にやって来ます。その時、バズビーは激怒しました。なぜなら、ダニエルがバズビーのお気に入りの椅子に座っていたからです。

口論の末、その夜、バズビーは義父ダニエルをハンマーで殴打、あるいは絞殺したとされています。この殺人が、呪いの椅子の伝説の始まりとなりました。

トーマス・バズビーはこの罪により逮捕され、死刑判決を受けます。

椅子にかけられた呪い

椅子にかけられた呪い

バズビーズチェアの呪いが決定的なものとなったのは、バズビーの処刑直前のことでした。

1702年、バズビーは絞首刑に処されることになります。彼の最後の願いは、「行きつけのパブ(後のバズビー・ストゥープ・イン)で、自分のお気に入りの椅子に座り、最後のビールを飲むこと」でした。

願いは聞き入れられ、彼はビールを飲み干した後、椅子から立ち上がり、こう叫んだと言われています。

「May sudden death come to anyone who dare sit in my chair」
(俺の椅子に座る奴には、突然の死が訪れるだろう)

これが、バズビーズチェアにかけられた呪いの言葉です。彼はこの直後、パブの目の前の交差点(サンドハットン十字路)で絞首刑に処されました。

座るとどうなる?犠牲者の噂

バズビーの死後、呪いの椅子はそのままパブ「バズビー・ストゥープ・イン」に置かれ続けました。そして、呪いの言葉通り、この椅子に座った人々が次々と不慮の死を遂げるという噂が広まり始めます。

報道によれば、犠牲者は61人から67人にも上るとされています。

犠牲者とされる記録

  • 第二次世界大戦中: パブを訪れたイギリス空軍(RAF)やカナダ空軍のパイロットたちが度胸試しで椅子に座り、その後、任務から生還しなかった。
  • 1970年代: ビール運送業者が椅子に座った数時間後、交通事故で死亡。
  • その他: 記者、留学生、家具修理工などが座った直後に、転落事故や自動車事故、果ては野犬の群れに襲われるなど、様々な死因で亡くなったと報じられています。

噂の信憑性について

ただし、知っておくべき点もあります。これらのセンセーショナルな犠牲者の話は、多くがアメリカのタブロイド紙「ウィークリー・ワールド・ニュース」によって報じられたものです。

この雑誌は、デタラメな記事を掲載することでも有名だったため、犠牲者の数が本当に61人以上いたのか、その死因が椅子と本当に関連があるのかは、科学的な根拠は全くありません。あくまで都市伝説の範疇である可能性が高いですね。

イギリスのオカルト事件

このバズビーズチェアの話が、単なる「呪いの椅子」のオカルト話で終わらない、最大のミステリーポイントがあります。それは、椅子の製造時期です。

トーマス・バズビーが処刑されたのは1702年。しかし、サースク博物館に展示されている椅子を専門家が鑑定したところ、その製造技術やデザインから、19世紀後半から20世紀初頭(1800年代後半~)に作られたものである可能性が高いと指摘されています。

つまり、バズビー本人(1702年没)が、この椅子に座ったことはあり得ないかもしれないんです。

これが事実なら、「バズビーが呪いをかけた椅子」という伝説の根幹が揺らぎますよね。もしかしたら、後世の人がバズビーの伝説にあやかって「これが呪いの椅子だ」と言い始めただけなのかもしれません。この矛盾点こそが、このイギリスの都市伝説をさらに興味深くしていると私は思います。

呪いの椅子はどこにある?イギリスでの現在地

呪いの椅子はどこにある?イギリスでの現在地

伝説はさておき、この呪いの椅子はイギリスに現存しています。では、現在はどこでどのように管理されているのか、その詳細を見ていきましょう。聖地巡礼を考えている方もいるかもしれませんね。

サースク博物館の場所

呪いの椅子「バズビーズチェア」は現在、イギリス・ノースヨークシャー州の小さな町、サースク(Thirsk)にある「サースク博物館(Thirsk Museum)」に寄贈され、展示されています。

サースク博物館 (Thirsk Museum)

  • 場所:14/16 Kirkgate, Thirsk, North Yorkshire, YO7 1PQ, UK
  • 特徴:ロンドンから北へ約300kmほどの場所にある、地元の歴史を紹介する小規模な博物館です。
  • 注意点:営業期間が限られており、例年11月~3月末ごろまでは閉鎖されます。また、日曜日は定休日です。訪問を計画する場合は、必ず最新の情報を公式サイトなどで確認してくださいね。

この椅子は、パブ「バズビー・ストゥープ・イン」の名物でしたが、度重なる死亡事故(とされる噂)を恐れたパブのオーナーが、1978年頃に「誰も座れないように展示すること」を条件に博物館へ寄贈したと言われています。

天井からの展示方法

サースク博物館は、寄贈者の意向を忠実に守っています。

バズビーズチェアは、博物館内の「The Cottage Kitchen(コテージのキッチン)」というコーナーにありますが、床には置かれていません。

誰も、何があっても座ることができないように、天井からワイヤーで吊るされて展示されています。

壁の高い位置に固定されているため、来館者が触れることもできません。この徹底した管理方法が、逆に「呪いは本物かもしれない」という恐怖を煽りますよね。

ちなみに、以前は写真撮影が禁止されていた時期もあったようですが、現在は撮影可能になっているようです。ただ、呪いを恐れて撮影をためらう人もいるとかいないとか…。

日本での知名度

イギリスのローカルな都市伝説だったバズビーズチェアが、日本でこれほど有名になったのには、いくつかのメディアの影響があります。

1980年代~90年代にかけて、オカルト雑誌の「ムー」や、テレビ番組の「奇跡体験!アンビリバボー」などで紹介されたことで、オカルトファンの間で知られるようになりました。

そして、決定打となったのが、漫画「ヘタリア Axis Powers」です。作中でイギリスのキャラクターが持つ呪いのアイテムとして登場し、アニメ化もされました。さらに「座ると死ぬぜ~バズビーズチェア~」というキャラクターソングまで作られたことで、若い世代にも一気に知名度が上がったみたいですね。

今では、ヘタリアファンの「聖地巡礼」先として、このサースク博物館を訪れる日本人観光客も増えているそうです。

また、「都市伝説解体センター」という都市伝説を扱ったゲームにも元ネタとして登場。主人公の「あざみ」が椅子に座ってしまい……という状況は、この都市伝説を知っていると見ていてハラハラしてしまいます。

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呪いの椅子に関するQ&A

「呪いの椅子 イギリス」と調べている方が疑問に思いそうな点を、Q&A形式でまとめてみました。

呪いの椅子で本当に人は死ぬの?

科学的な証明は一切ありません。前述の通り、犠牲者の話は信憑性の低いタブロイド紙が出所であったり、椅子の製造時期と伝説の時期(1702年)に大きな矛盾があったりします。

偶然の事故が「呪いのせいだ」と結び付けられ、都市伝説として広まった可能性が非常に高いと私は考えています。

バズビーズチェアは今もパブにある?

いいえ、パブにはありません。呪いの椅子が置かれていた「バズビー・ストゥープ・イン」は2012年に閉鎖されました。建物は現在、インド料理レストランになっているそうです。

椅子そのものは、1978年から「サースク博物館」で厳重に管理・展示されています。

呪いの椅子 イギリスの都市伝説の総括

呪いの椅子として知られるイギリスのバズビーズチェア。その伝説を追ってみると、殺人事件、死刑囚の呪い、数々の犠牲者、そして製造時期の大きな矛盾…と、都市伝説として非常に魅力的な要素が詰まっていますよね。

呪いが本物かどうかを科学的に証明することはできませんし、その可能性は低いでしょう。でも、「人はなぜこのようなミステリアスな話を信じ、語り継ぎ、そしてわざわざ天井に吊るしてまで恐れるのか」という部分に、都市伝説の醍醐味があると私は感じます。

もしイギリスのノースヨークシャー州を訪れる機会があれば、サースク博物館で、天井から吊るされた「本物」をその目で確かめてみるのも一興かもしれませんね。(もちろん、座ることは絶対にできませんが!)

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ひかる

ひかる

都市伝説や不思議な話に魅了されてきたウェブライター。 大学で心理学を学び、人の“怖いもの見たさ”の心理を研究。 日常に潜むちょっと不思議な物語を、わかりやすく紹介しています。

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